1-4.血糖値:健康に生きるために 1. 糖質控え目のススメ

ニキビやアトピー性皮膚炎も結局は糖質の取り過ぎが原因だと言うこと

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人類700万年の歴史の中で穀物生活は1万年、砂糖などの精製炭水化物は300年前に登場しています。このわずかの期間で人類は色んな問題を抱えるようになりました。
 
 

■■ 糖質だらけの生活は人類史上わずか0.14%の期間

人類は699万年間は狩猟生活を送り、血糖値の変動幅を気にすること無く生活してきました。

わずか1万年前から穀物を生産するようになり、数百年程度で産業業革命を経て砂糖・白米・小麦粉などの精製炭水化物を摂取するようになってきました。
 
糖質を大量に摂取すると血糖値が急上昇、すい臓からインスリンが過剰に分泌され、急上昇した血糖値が急降下する過程で体内に大量の活性酸素が産生されます。
※活性酸素は酸化力の強い酸素です。
 
活性酸素は細菌などの感染によって起こる様々なアレルギー性の炎症を促進して血管へダメージを与えていきます。

また、皮膚の老化を引き起こす、糖質がタンパク質と化合して焦げた状態である「糖化タンパク(AGE)」が酵素と反応して活性酸素が作り出されます。
 
 

■■ ニキビやアトピー性皮膚炎も糖質中心生活が原因している

アトピーなどの皮膚疾患は食生活と密接に結びついていることが多いと言われています。お菓子や果物などを食べ過ぎたり野菜が嫌いだったり…。もちろん、そうでない方も多いでしょうが、原因のひとつとして捉えてください。

まず、糖質制限を行うことにより「ケトン体代謝」が優位となり、糖質が原因で発生していた炎症性皮膚疾患は改善してくということです。

…そもそも、アトピーや乾癬、脂漏性皮膚炎・ニキビなどはストレスが発症に関わる心因性皮膚疾患ですが、これらは糖質を摂取したことで報酬として分泌されるドーパミン(幸福を感じる効果)の影響による神経伝達物質の機能不全によるものと考えられています。

しかし、ブドウ糖では無くエネルギー源が「ケトン代謝」中心でまわるようになると、体内への酸化のストレスが減り生理活動の負荷が軽減されていきます。

その結果、睡眠の質が改善したり疲労や不安、焦燥感が軽減して自律神経のバランスが安定、炎症反応を改善していくと言われています。

699万年の間、人類がエネルギー源として使ってきたケトン体には気分を安定させる働きを持つ(神経系伝達物質セロトニン)効果もあるので、糖質制限をすることによって余計なストレスも緩和して、GABA受容体に作用して「鎮静」・「抗不安」・「多幸感」の作用もあると言われています。

この1万年の間に登場してきたブドウ糖でのエネルギー代謝は、中毒症状に似た一時の幸福感は味わえますが、それと同時に様々な障害があるということです。

砂糖はまさに覚醒剤なのです。
 
 

■■ 甘い物でニキビやアトピーは悪化する

アトピー性皮膚炎や食物アレルギー花粉症などのアレルギーは、免疫応答機構の過剰反応で自身の体内を攻撃することで起こります。
敵じゃないものを、敵だと誤認識して自分の体を攻撃してしまうということですね。
 
この問題は、免疫応答を抑制・免疫を安定させれば改善するのですが、この制御を行っているのは「Tレグ細胞(制御性T細胞)」という組織です。
 
大腸内の細胞は血中にあるケトン体を使って「短鎖脂肪酸」を生み出し、過剰な免疫応答を抑制するT細胞を助けます。
ケトン体がちゃんと機能していれば、この機能はしっかり働くのです。

ややこしい話ですが、要はケトン体中心であれば、アレルギー炎症反応を抑制するこの細胞は活性化し、血中に糖質が多ければケトン体の動きを阻害するためアトピーなどの悪化を招くのです。

甘い物を食べるとかゆくなるのは糖質の取り過ぎへの体内の警告でもあるのです。

糖質制限でアトピーやニキビなどの皮膚疾患も改善します。糖質こそがこの1万年内に生まれた様々な疾患の原因であることは言うまでも無いことです。
 
 

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